
その前に、まずはSAについて(´・ω・`)
かけてぇにハイレベルな過疎が訪れている(´・ω・`)CWができないレベルの。
日曜日にわずか3人……だと……? 認めんよ、絶対にな。
とはいえ人数不足ではどちらにしろCWは不可能である。
そんな訳で、俺が尊敬して止まないプリさんに助っ人要請。二つ返事で来てくれた彼に敬礼せざるを得ない。
ってことでなんとかギリギリCWが可能な人数が集まり、さぁCWへレッツゴー!

TUEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
すごく・・・うまいです・・・
さすがと言うべきか、やはりと言うべきなのか、彼に隙はなかったのである(´・ω・`)
アサルターとスナイパーの両方が出来る人ってやっぱり器用だ。俺にはアサルトしか出来んよ・・・
さて、それでは俺が見た、夢の話をしよう。
文明は変わらず現代。
しかし、今とは違う点が少々ある。ポケモンという生命体が存在しているということだ。
さらに付け加えると、人間がポケモンに支配されているという状態。
今思い出してみると、ワンシーンとしてピッピが「モンスターボール廃止」などという看板を持ってデモっている場面があった。世知辛い情勢である。
そんな世の中のとある施設に、俺は居たらしい。
奴隷とも言える者が収容されている施設の一室、そこで幾多もの人達が労働を強いられていた。
悲鳴、嗚咽が漂う部屋の中で、カゲッカゲッなどという可愛すぎる鳴き声。ヒトカゲさんであった。
たしかに可愛らしい声ではあるが、内容は少々違う。
「カゲ。カゲッカゲ(てめぇらしっかり動かねえと俺の晩飯だぞ)」
酷い暴言である。とてもじゃないが、円らな瞳を持ったヒトカゲさんとは思えぬお言葉。
その広い部屋の壁際にはルームランナー的なものが設置してあり、奴隷はその上でえっさほっさと走っているのである。この行動がどういった理由での労働なのかはさっぱりわからない。ダイエッター施設ですとでも十分通りそうだ。
さらにはルームランナーの正面にはあげぱんが吊るされており、食べるは禁止されている。さすがは夢というべきか、めちゃくちゃである。
そして必死に走っている俺なのだが、隣で走っている田中さんはもう限界のようであった。
田中さんは今にも倒れそうで、負けるなと言葉をかけても無理であることは明白だったのだ。
「だめぽ」
田中さんが倒れる。それを察したように、ルームランナーの速度が急上昇。高速回転を開始した。
倒れる田中さんは冗談のような勢いで壁へと吹っ飛ばされる。そして壁にはダストシュート。
しゅぽーんっ! と良い音を発しながら田中さんが吸い込まれるようにダストシュートの向こう側へと旅立っていった。あの先に何があるのかは解らない。
「いつまで続くんだ、こんな生活」
田中さんとは真逆側で走る山田さんが、一筋の涙を流しながらそう言った。
短髪で爽やかな若者。掘りの深いかっこいい男だ。
しかし悲しいかな、主に服装が。
ワイシャツにネクタイを締め、何故か下は下着のみ。それに加えソックスを装着という変態スタイルである。
ちなみに彼のセンスが狂っているわけではなく、奴隷の作業服がこの服装なのである。
◆
場面は変わり、とある建設現場。ポケモンセンター建設中だそうな。
その現場には監督としてゴーリキー氏とドガース氏が居た。監督というよりは監視を主にしていたようだが。
男の奴隷は労働力とし、女の奴隷は超優遇でメイドとして扱われているらしく、座ってこちらを観察しているポケモン勢の肩揉みなどを行っているようだった。っていうかゴーリキーは解るがドガースって肩どころか手足すら無かったはずなのだけれど、あれはどこを触ってたのだろうか。
そして夕方、作業終了時にブリーフ派のリーダーである岡崎氏が、アニメ談義を行っている俺と山田さんに声を掛けてきた。
「お二人は、この現状を許せますか?」
玉置のようなイケメンが、そんなことを言ってきたのだ。
余談だが、なんか下着がブリーフ派、トランクス派、ブルマ派などと意味不明な派閥があるらしく、俺はトランクス派に属していた。他にもふんどし派などがあったと思うのだけれど、あまり覚えていない。
そして岡崎さんの話によると、今夜港に貨物船が来るらしく、反乱を起こしてここから脱出しようとのことだった。
「いつ実行するの?」
「これからです」
そう、今から実行に移すのだという。
他の派閥にも伝えてあるらしく、この話を聞いていないのは俺たちだけだったようだ。
もちろん二つ返事で了承した。奴隷なんて許容できるものではない。
そして俺達は、岡崎さんから計画を聞いた。
◆
監督であるゴーリキーが召集をかける。
奴隷全員が整列する最中、岡崎さんが一歩前に出た。
ゴーリキーに何かを話している。内容はさっぱり解らないが、途中ゴーリキーが嫌そうな顔をし、ドガースに何か指示を出していた。どうしたのだろうか。
待つこと数分、何故かドガースと共に施設の所長が現れた。可愛らしいプリンである。
たしかにプリンは可愛いポケモンなのだが、このプリンは何故か目つきがゴルゴ13であった。
プリンは岡崎さんの前まで移動すると話始める。場が静寂となっている為、こちらまで声が届いた。
「わしに用か岡崎」
声が野太すぎる。どう考えてもプリンらしさは皆無であった。
そんなプリンに一歩も引くことなく岡崎さんが口を開く。
「突然お呼びして申し訳ありません。我々の総意としてお願いがありまして」
「なんだ?」
「最近あまりにも労働が過酷すぎ、脱落者が絶えません。少しばかり労働時間を減らしていただけませんか」
それは随分と微妙な会話であった。ちなみに玉置似のイケメンではあるが、彼は変態的服装なブリーフ派である。全く様になっていない。
しかし、それは時間稼ぎであると話を聞いた俺は解っている。岡崎さんは合図を待っているのだ。
プリンとの会話は平行線。押し引きを続けている。
そんな最中、一人の奴隷が叫ぶ。
「バッチコーイ☆」
それが合図らしかった。意味がわからない。
岡崎さんが言う。
「時間のようです」
「……何の話だ?」
岡崎さんが自分のカッターシャツを掴み、思いっきり引っ張る。
するとなぜかネクタイ、シャツ、ソックスが同時に脱げ、岡崎さんはブリーフ一枚となった。
「我々は、ここから脱出させていただきます」
最高にキマった感じなのだが、ブリーフ一枚な所為で全くキマっていない。
それがまた一つの合図となっていたのか、他の奴隷全員も同じく服を脱ぎ去り、下着一枚となる。ブリーフ、トランクス、ふんどし、様々である。そして俺は「え? なに脱ぐの?」と一人戸惑っていた。
「逃げられるとでも思ってるのか」
ゴルゴ13顔のプリンが凄まじい威圧感を出す。
だが岡崎さんは怯まない。
「ええ、計画は完璧です」
そう言った直後、岡崎さんは自分の髪を掴み、引っ張る。
そして明らかになるハゲ。っていうかお前ヅラだったのかよ。
岡崎さんが叫ぶ。
「太陽拳!」
輝く頭部。灼熱を感じるかのような圧倒的な光。頭部にある一本だけある長さ20cmほどの髪の存在が気になる。ちなみに対象はポケモンのみで人間に効果は無いようだった。
ポケモン達が目を塞ぐ中、今度は大音量で「ポケモン、ゲットだぜ!」とサトシの声が施設中に流れ出す。そして「マサラタウンに、さよならバイバイ♪」とか流れ始めた。カオスに拍車がかかる。
これが効果絶大らしく、耳を塞ぎポケモン達は昏倒する。
「皆さん! 走りますよ!」
そして奴隷全員が、走り出す。
◆
港へと走りながら、俺はとりあえずネクタイとソックスをぶっ飛ばす。シャツはぶかぶかの大きいサイズだったので脱がなかった。
たくさんの人達が走る中で、俺は姉を見つけた。
「姉御!」
思いっきり叫ぶ。すると姉がこちらに気づいた。
メイド状態の姉がこちらに走ってくる。
「たつ、怪我は?」
「特にない。そういえば岡崎さんがヅラだったんだけど、姉御知ってた?」
「マジで!?」
本気で驚いていた。
「ショックだわ。あの岡崎さんが……あ、それよりタツ、これ渡しとく」
手渡されたのは直径3cmほどのボール。肌色で、赤色の突起が付いていた。なんだこれは。
「施設の中で見つけたの。モンスターボールは廃止されたから、それしかないのよ。ボタン押してみなさい」
言われた通りにボタンを押す。するとボールは直径8cmほどにまで大きくなり、ぽよんぽよんとした弾力となった。
「おっぱいボールよ。三つしかないから大切に使いなさい」
なぜおっぱいをモデルにしたのか、弾力を再現する必要はどこにあるのか、なんてふざけた形状なんだ、とは突っ込まない。俺たちはどこまでもシリアスだった。
「……わかった、やばくなったら使う」
手でぽにょぽにょしながら答える。死ねよ。
姉はコクリと頷き前を見る。
港まで、あと少し。
ってとこで目が覚めた(´・ω・`)すげぇ夢だ。長い。
おそらく寝る直前にポケモンのぬいぐるみを観察したのが原因だと思われる。っていうかおっぱいボールってなんだよ。なめてるのか。
そして微妙に続きが気になる。俺と姉はどうなるんだろう。